なんてことない技術メモ

しょーもない技術メモのためのブログ

OSをubuntuにしてみた

会社から借りているパソコンはWindows7で、ウィルス対策ソフトなどなどの影響か、動作が非常に遅い。何故か、常にディスクアクセスを繰り返しているような気がする。

こんな状態でソフトウェア開発などやりたくないなーと思い、SSDを買って、それにubuntuを入れて、その環境で開発をやろうと考えた。

ただ、Linuxを利用する場合、(自分の技術力の無さゆえ)起動しないなど訳がわからない状態になってしまって、OSを再インストールするしか解決策が見いだせなくなり、「やっぱりWindowsじゃないと・・・」となってしまうのが常だったので、今回は、システムバックアップを簡単に取れて戻せる方式を考えて、やってみた。

やってみた方式は、ブログタイトルの通りなんてことないのだけど、システム管理用のOSをインストールして、マルチブートできるようにしてみたというもの。

通常Linuxのシステムに不具合が発生した場合は、インストールの際に使用したDVDなどのディスクを使用して、レスキューモードで立ち上げて、メンテナンスをするというのが一般的だが、それと同じような環境を、あらかじめハードディスク(この場合はSSDだが)に入れておこうというもの。こうすると、システムをレストアしたい場合に、わざわざディスクドライブとインストールメディアを用意しなくても、システムの状態を元に戻せる。特に出先で元に戻さなくてはならなくなった場合に、助かる。

システム管理用のOSには、デスクトップOSとして利用するubuntuを使用することにした。ただし、server editionを使用してインストールを行い、デスクトップ環境など、システムメンテナンスに不要なソフトは一切入れなかった。いろいろソフトウェアを入れて、システム管理用の環境自体がわけがわからない状態になっては困りものだからである(かつ、バックアップ/レストアぐらいしか用途はない)。

バックアップ/レストアはddコマンドを使用して行うのが楽だと思っているので、それでやっている。これについては、詳細を記述しない。

また、server editionを使用して、必要最小限のソフトウェアしか導入しない場合、ディスク容量は2G以下で収まる。私は/bootのパーティションの200MBだけディスクの先頭に切り、その後ろに2Gのパーティションを切ってext4でフォーマットし(LVMは使用しない)インストールした。swapも切らない。ubuntuのgrub2なら、/bootをディスクの先頭に切るなど配慮は不要かもしれなかったけど、こうしてみた。ちなみに、システム管理用のOSのgrubは、MBRにインストールする。

デスクトップOSもシステム管理用OSと同様ににインストールするが、grubはインストール不要である。システム管理用OSのgrubにより認識され(いくつかのコマンド操作が必要)、grubのメニューに表示されるようになるからである。

私は、デスクトップOSを、先に述べた2GのパーティションのあとにLVMのパーティションを切り、その中にvolume group、logical volumeを作成して、導入した。

デスクトップOSは、これもやはりubuntuのserver editionを使用してインストールし、これにデスクトップ環境などを追加する方法でインストールした。text modeでインストールしたかったからである。lvは80Gとした。

これと同様に、Linux mint 17 cinnamonも導入してみた。デスクトップ環境がちょっとかっこいいかなと思ったからである。しかしこのぐらいの動機では、続けて使用されることはないのも常である。

ともあれ、このようにすることで、使用してみたいデスクトップOSが発生した際に気軽に試すことができるようになり、環境が壊れてしまったらどうしよう、という不安からも開放され、LinuxのデスクトップOSを使用してみようとするハードルが結構下がったと思われる。